急激な温度変化により身体がダメージを受けることを言います。 気温差の激しい場所を行き来するなど、血圧が急激に上下(変動)する原因で心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中、失神などの健康被害を起こすことが知られています。
このヒートショックは特に入浴中に起こりやすいとされており、高齢者だけでなく若い方でも起こるため、年齢を問わず注意が必要です。
血圧の変動が起こりやすい状態の人は要注意です。
・65歳以上の高齢者
・高血圧、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の治療中
・飲酒後入浴する人
特に最近はスマホを操作しながら長時間入浴する人が増えていますので、これにより若い人にも起こる事例が増えています。ヒートショックが起こる危険性があるかどうかをチェックしてみましょう。
(株)リンナイ調べ
①入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
浴室暖房をつけたり、脱衣所を暖房器具で暖めておきましょう。
②湯船の温度は41度以下、お湯につかる時間は10分までに
スマホは極力持ち込まず、湯船で使用するなら10分以内に。温度計やタイマーを活用し、入浴時間を「見える化」するのもよいでしょう。
③浴槽から急に立ち上がらない
全身への血液量が急に変化するため、立ち上がる時は手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がりましょう。
④食後すぐや飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
血圧の変動が起こりやすい状況のため、すぐの入浴は避けましょう。
同居の家族がいる人は家族に声をかけて入浴するようにし、高齢者が入浴している場合は特に気にかけるようにしましょう。