【熱中症に注意しましょう】 2024.4 更新

【暑さ対策は万全ですか?】

近年猛暑が続き、体調を崩す方が多くなっています。熱中症による死亡事故も増加傾向にあるため、日ごろから対策をしっかり行いましょう。
気温だけでなく湿度も高くなる5~6月頃から準備しておくことが大切です。
気を付けよう!「熱中症」
熱中症とは、高温多湿な環境に、私たちの身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。

一般的には最高気温が25℃を超えると熱中症患者が発生し、30℃を超えると熱中症で死亡する人の数が増え始めるといわれています。 ただし、気温が低くても湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、熱中症への危険が高くなります。気温が25℃以下でも、湿度が80%以上あるときは注意が必要です。

★熱中症を引き起こす条件

 

近年では室内でも熱中症の発生が増えており、特に高齢者では熱中症になってしまった人の約4割※が室内で発症しています。

※総務省消防庁:2021年5月~9月の全国における熱中症による救急搬送者数の発生場所割合 より

 

TV等の天気予報では気温や湿度から算出した熱中症の危険指数が発表されています。熱中症予防の参考にしましょう。

熱中症警戒アラート・暑さ指数の情報はこちら⇒⇒環境省 熱中症予防情報サイト

※LINE公式アカウントを友だち追加すると、 熱中症警戒アラートの発表や暑さ指数の情報を受け取ることもできますよ。

アカウント名:環境省

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暑さ対策をして熱中症を予防しよう!
以下3つのポイントについて、暑さ対策の準備をしておきましょう。

 

①温度調節
②水分補給
③体調管理

 

①温度調節

その日の気温と湿度の変化を知ること、室内の気温や湿度の状況を知ることは熱中症予防にはとても重要。 「いま自分のいる環境がどのような状態なのか」を知るようにしましょう。

☑ 室内では・・・温湿度計
温度と湿度が測れます。特に高齢の方は、温度に対する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。
自分の感覚ではなく、温度と湿度を目で見て今いる環境の危険度を知るようにしましょう。
買ったはいいものの全然見ない・・を防ぐために生活拠点に置くようにしましょう。
テレビの近くに置くと目に入りやすくなるのでおすすめです。
熱中症対策には、室温28℃、湿度40~60%が目安です。

 

部屋で過ごす際の熱中症対策の参考にしてください▼▼

高齢者のための熱中症対策_A4 (env.go.jp)

 

☑ 屋外では・・・日傘・帽子

外出の際は忘れずに。直射日光を避けることも熱中症対策になります。帽子は通気性がよくないので、時々脱いで通気をよくしましょう。

 

☑ 室内でも屋外でも・・・冷却グッズ
手軽に使えるものが多く、準備しておくと便利です。体温が上昇することで熱中症になりやすくなるため、体を冷やす対策が大切。
特に首元など太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと効率よく体を冷やすことができます。

 

②水分補給
のどがかわいていなくてもこまめに水分をとりましょう。
出かけるときでもいつでも水分補給できるように飲み物を持ち歩くことをおすすめします。
最低でも1日1.2ℓの水分補給を目指しましょう。
爪を押してみても色が白からピンク色へと戻るのに3秒以上時間がかかる場合は脱水の可能性があります。すぐに水分を補給しましょう。

 

【準備しておくとよいもの】

 ★汗をかいていないとき、快適な環境にいるとき

・・・水やノンカフェインのお茶など

★汗をかいたとき
・・・スポーツドリンク
汗をかいている、汗をかく環境にいるときは水分だけでなく、塩分、糖分を含むものがおすすめです。塩分、糖分を含む飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にもつながります。

 スポーツドリンクが苦手な方は、水などで水分補給しつつ、塩分タブレットなど塩分を含んだ飴などを利用するとよいでしょう。

 

注意!!
医師より水分や塩分の摂取について指示がある場合は、医師の指示に従いましょう。

 

~熱中症対策飲料とは?~
食塩を飲料100mlあたり食塩相当量として0.1~0.2g含む清涼飲料水のことを指します。
熱中症対策として利用できる飲料を選択する情報源の1つとするとよいでしょう。
該当商品にはPOPなどで「熱中症対策」と表示されていることが多いです。

 

 

③体調管理(栄養と休養)
体力が低下していると、熱中症のリスクが高まります。睡眠不足気味の方は特に注意が必要です。なんとなく疲れを感じたら、無理せず涼しい場所で休息をとりましょう。
夏バテになりやすい時期は、食欲が低下して食事を抜いてしまう方や量があまり食べられない方も多いと思います。栄養バランスに気を付けた食事を摂るようにしましょう。

 

夏バテ解消のポイントはこちら⇒⇒【健康レシピ】夏バテ解消編
夏バテにはタイプがあります⇒⇒あなたの夏バテはどのタイプ??

 

薬膳の考えでは、夏が旬の野菜や果物には体のほてりをケアする働きが期待できます。取り入れてみましょう。
食材例)
トマト、なす、キュウリ、ゴーヤ、スイカ、マンゴー

 

★暑さに慣れておくことも大事
暑さに慣れていないと熱中症になる危険性が高まります。気温が上がり、熱中症の危険性が高まる前にむりのない範囲で汗をかくことをしておきましょう。

 

①適度に体を動かす
ウォーキング、サイクリング、ストレッチなど

 

・ウォーキング

帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、意識して少し汗をかくような動きをしましょう。

時間は1回30分、頻度は週5日程度です。

・サイクリング

通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。
目安として、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。

 

②入浴

シャワーのみで済ませず、湯船にお湯をはって入浴しましょう。湯の温度が高めの場合には時間は短め、湯の温度が低めの場合には少し長めの入浴することがおすすめです。

目安として入浴の頻度は2日に1回程度です。

3.こんな症状が出てきたら
以下のような症状が出たら、熱中症にかかっている危険性があります。

  めまいや顔のほてり
  筋肉痛や筋肉のけいれん(こむらがえりなど)
  体のだるさや吐き気、頭痛
  汗のかきかたがおかしい(ふいてもふいても汗が出るなど)
  体温が高い、皮膚の異常(触るととても熱いなど)

涼しい場所で体を冷やし、安静にしましょう。
【対策】 【1】 「首筋・脇の下・足の付け根」などに氷や保冷剤などをあてて冷やしたり、全身を濡らしてあおぐなど、とにかく体温を下げ体にこもった熱を取り除きます。
氷などはすぐに準備できない場合もあります。冷却グッズがある場合はそちらを活用しましょう。
【2】 風通しの良い木陰・日陰に運び、衣服をゆるめ、安静にさせます。

【3】 意識がしっかりしているときは、水分補給をさせ、静かに寝かせます。水分だけでなく、汗によって失われた塩分も補給しなくてはいけないので、スポーツドリンク等が適しています。

以下の場合は熱中症にかかっています。すぐに医療機関を受診しましょう。
・呼びかけに反応しない(または返答がおかしい)、まっすぐ歩けない
・自分で水分補給ができない

★発熱がある、微熱が続くといった症状があり、風邪かと思っていたら熱中症に近い状態であったということもよくあるそうです。風邪なら のどの痛みや咳、鼻水といった症状も出てきますが、初期症状では判断が難しいところです。なにかおかしいな? と思う場合は診察を受けましょう。

 

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