【健康レシピ】〜肝臓のケア編〜|2023.7月更新

暑くなり、お酒を飲む機会が増えてきますね。
ついつい食べ過ぎてしまう・・・なんてことも。
見た目が細い人でも2~3kg増えただけで肝臓に脂肪が溜まると言われています。
もしかしたら肝臓に脂肪がついているかも!?

色々な原因で肝臓は疲れてしまっているのかも・・・
今月は肝臓のケアをする情報をお届けします!


☆肝臓のケア☆
◆そもそも・・・肝臓って何をしているの?


◆肝臓の疲れはケア出来ます!


サンドラッグ栄養士、管理栄養士考案のおすすめレシピ

◆つゆで作る鶏とズッキーニのさっぱり焼き

食欲の出ない暑い日でもさっぱり食べられる!
たんぱく質がしっかり取れるレシピです。

◆モロヘイヤのチヂミ

にらの代わりにモロヘイヤで作るチヂミです。モロヘイヤには抗酸化成分がたっぷり!!タレはポン酢でさっぱりと!

 

 

そもそも・・・肝臓って何をしているの?

◆肝臓はどんなお仕事?




◆肝臓が疲れるとどうなるの?




◆肝臓が疲れる原因は?

①お酒の飲みすぎ
アルコールの代謝で肝臓が働き続けることで疲れてしまいます。
肝臓にある酵素がアルコールを分解して体に害のない物質に変えています。
変えていく途中で発生するアセトアルデヒドという物質の作用で気分が悪くなったり、
頭痛、吐き気が起こります。
日本酒3合のアルコールを代謝するのに12時間もかかるんです!
肝臓は常にフル稼働!大きな負担となりますね。




②食べすぎ・運動不足
・必要以上の栄養が入ってくると、余った分は脂肪として溜め込みます。
・運動不足が肝臓への栄養素の取り込みを悪くします。

運動不足による消費エネルギーの減少と食べ過ぎによる摂取エネルギーの増加により
摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスがくずれ・・・



肝臓の脂が溜まって・・・

それが原因で増えているのがこれ!!
NAFLD(ナッフルディー)、NASH(ナッシュ)の方が増えています!!

アルコールが原因ではない脂肪肝NAFLD、NASH
※お酒を1滴も飲まないという方だけでなく適正飲酒量以下の方もこちらに当てはまります。



NAFLD(ナッフルディー)、NASH(ナッシュ)って何!?

現在、健康診断を受ける成人の2~3割がNAFLD(ナッフルディー)と言われています。
NAFLD(ナッフルディー)とは非アルコール性脂肪性肝疾患のことです。
全国では1000万人以上いると言われています。
進行すると非アルコール性脂肪肝炎NASH(ナッシュ)に移行し肝硬変などを引き起こします。

メタボリックシンドロームがあると発症しやすく、特にウエスト周囲の増大は要注意です。
男性85cm、女性90cm以上の場合、半数以上の人が脂肪肝を持っていると言われています。

可能性の高い人の目安はこれ!!

③欠食・偏食
エネルギーの不足から、肝臓に貯めていた栄養を分解しエネルギーを作ります。




肝臓に貯めていた栄養が不足してくると、タンパク質合成、中性脂肪の合成と分解、コレステロールの合成、胆汁の生成などの代謝機能の維持が出来なくなります。

さらに体にとって害のある物質を無毒化する解毒の機能も低下してしまいます。

このように肝臓の働きが低下し、疲れてしまうんですね。

しっかり食べ、運動すること・・・
バランスが大事です!!



 

でも大丈夫!!肝臓の疲れはケア出来ます!


ポイントは食習慣の改善や運動!
まずはバランスの良い食事が基本。カロリーに気をつけ肝機能アップに役立つ栄養素を取り入れましょう!

≪おすすめの栄養素≫

・たんぱく質
良質なたんぱく質は機能が低下した肝臓の再生に必要です。


動物性、植物性偏らないようにとるのがポイントです!
脂の少ない鶏胸肉を使ったレシピはこちらつゆで作る鶏とズッキーニのさっぱり焼き

・フィトケミカル
抗酸化用があり、体内で発生した活性酸素を除去します。
※活性酸素は必要以上に増えることで肝臓の機能に影響します。

色々な野菜や果物に入っていて、それぞれ働きが違います。
肝臓ケアにおすすめなのは、含硫化合物が含まれるブロッコリーやモロヘイヤ。
刺激のある香りや辛味が特徴の食べ物がおすすめです。


・マグネシウム
エネルギー産生や酵素を活性化させるために重要な働きをしています。
アルコールの大量摂取により尿と一緒に排泄されてしまい、近年摂取量が不足しています。

わかめや干しエビなどに含まれます。


・亜鉛
アルコールの解毒に必要な酵素に含まれています。

≪その他のケア≫

お酒を飲む方は・・・休肝日を作りましょう!!

健康情報~お酒との上手な付き合い方~



肥満気味の方は・・・地中海食がおすすめ!!
健康レシピ~ダイエット編~

肝臓は症状として現れにくいため、沈黙の臓器と言われています。
毎年検診は受けましょう!特に脂肪肝は検査値では発見されないことも多くエコーなどの画像で診断されます。
体重が増えたかな?メタボかも・・・と気になる方は一度医師に相談してみましょう。

 



参考:日本消化器病学会ガイドライン
参考:日本生活習慣病予防協会
参考:健康長寿ネット ファイトケミカルとは
参考:国立がん研究センター 
参考:「健康食品」の素材情報データベース 亜鉛

 

 

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