【花粉とコロナの生活対策】  2024.2 更新

【花粉の生活対策】

この季節になると くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目・のどのかゆみといった「花粉症」の症状が現れます。花粉症のつらい症状は医薬品でしっかりと抑えつつ、花粉を避けるセルフケアをプラスします。

   2024年 花粉の飛散予測    

●スギ花粉

1月下旬から飛散。飛散量は2023年より少ないものの、平年と比べると平年並み~平年を上回るエリアが多いと予測されている

●ヒノキ花粉

3月中旬~飛散し始める。平年と比べると平年並み~平年を上回るエリアが多くなると予測されている

少なめと予測された地域でも、少しでも快適にこの季節を過ごせるように、症状が出る前に早めの対策をしましょう!

 

1.乾燥に注意!

お部屋の空気が乾燥していると、花粉などが舞い上がりやすくなります。

適度な湿度を保つことで花粉が水分を含んで重くなり、空気中を浮遊するのを抑えられといわれています。

お部屋の空気を変えたい場合は、レースのカーテンは閉めたまま、窓を開けて換気をするとよいでしょう。その場合、窓の下に花粉が溜まりやすくなりますので窓の下の掃除は重点的に行ないます。

 

 

2.症状に合わせてお薬を選んで、つらい時期をのり切りましょう。

花粉症といってもくしゃみ・鼻水がつらい方や鼻づまりタイプ、特に目がかゆくなるタイプや、咳などのどの不快感が出る方もおり、花粉症の症状の出方は人それぞれです。また、なんとなくこの季節になると肌のかゆみを感じるという方は、花粉により肌のアレルギーを起こしている場合もあります。

★お薬はいろいろあって、どれが一番自分の症状に適しているかわかりづらい…迷ってしまう…という方は、
店頭で薬剤師・登録販売者にご相談ください! 症状に合わせたお薬を紹介いたします!

・くしゃみ・鼻水などのつらい症状が強く出ているという方には
抗ヒスタミン配合の鼻炎薬がおすすめです!

・鼻炎薬は飲むと必ず眠くなってしまって仕事中には飲みづらいという方には
比較的眠気を起こしにくいタイプのアレルギー専用の鼻炎薬がおすすめです!

・鼻づまりが特にひどい方には
鼻づまりに対して特に有効なステロイド点鼻薬がおすすめです。

のどのイガイガなど、不快感も強くでる方には
うがい薬のどスプレーなどを使用し、のどの炎症を抑えるとよいでしょう。

※この季節になると毎年咳が出る、肌がかゆくなるという方には
まずはその症状がアレルギーによるものなのかはっきりさせるために受診することをおすすめします。




●早めの対応で症状が軽くなる? 花粉が飛び始める頃から対策をスタートさせましょう。
病院での花粉症治療では、花粉が飛び始める1~2週間くらい前から治療を行うことで、症状が本格的にでる時期を遅らせ、症状の程度を軽くするという「初期療法」という治療方法が取られることがあります。

市販にもアレルギー専用の鼻炎薬があります。花粉が飛び始めて「あれ? おかしいな?」という症状が出始めた時期から服用することが、症状を悪化させない方法のひとつです

花粉が飛び始める時期は地域によって変わってきます。天気予報などの花粉情報で、お住まいの地域の花粉情報をチェックしましょう。

*花粉に負けないからだをつくりたい!コチラをご覧ください⇒⇒【健康レシピ】花粉の季節編
花粉症でお悩みの方への、お役立ち「食の情報」をご紹介しています!

3.外出時には、花粉を身につけない身支度を

 花粉の季節の外出は憂鬱ですね…。でも外に出ないわけにはいかないから…。できるだけ花粉に触れないような工夫をしてお出かけしましょう。

★衣類は花粉がつきにくいツルツルした素材(綿やポリエステル)を選ぶ。
★ウールなど花粉が付着しやすい衣類は避ける。

衣類に静電気が発生すると花粉が付着しやすくなるため、毛皮のコートなどを羽織る場合は静電気除去スプレーなどを使用するのもおすすめです。

 

★つば広の帽子をかぶり、長い髪はなるべくまとめる。

花粉は髪に付着しやすく、静電気などによりなかなか落ちません。花粉がくっつかないようしっかりガードしておきましょう。帽子はツルツルした素材のものを選ぶのがベスト。

 

 ★マスクは隙間ができないようにつける。

現在、不織布や布、ウレタン素材など様々な材質のマスクがありますが、どの材質でもいえることはすき間があるとそこから花粉やウイルスが入り込んでしまいます。鼻の両脇・ほほ・あごの辺りにすき間ができないよう注意しましょう。

不織布マスクにはPFE、VFE、BFEといったマスクの性能をあらわす数値が表示されています。花粉もウイルスもどちらもというのであればPFEテストをクリアしたものを選ぶとよいでしょう。

 

★眼鏡や花粉対策メガネ(ゴーグル)をつける。

 花粉症用のメガネを使用すると、目に入る花粉をおよそ65%も減少させます。通常の眼鏡でも花粉をカットすることができますが、特に目のかゆみが出やすい方は花粉症用の眼鏡を使用して対策しましょう。

 

 


 

花粉が飛びやすい日や花粉の飛散量が特に増える時間帯の外出はなるべく避けるのも対策の一つです。

 

気温が高く、空気が乾燥している日は花粉が飛びやすく、雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあとに多く飛ぶ傾向があります。

一日のうちでは、昼前後夕方は花粉の飛散がピークとなります。

4.体や物についた花粉やウイルスを屋内に持ち込まない

 下に記載している情報はもともと花粉対策の情報ですが、花粉対策となる行動は、ウイルスに対しても有効です。

花粉やウイルスを外からおうちの中に持ち込まないよう対策しましょう。

★家に入る前にブラシや衣類用の粘着ローラーなどで体や服、持ち物についた花粉をよく払い落とす。
★コートは玄関に掛けるようにする。


コートやスカート、スラックスの「スソ」部分と、カバンと服がこすれる周辺は、特に花粉が付着しやすい部分なので念入りに花粉を払い落としましょう。


★帰宅したらすぐに手洗い、うがいをして花粉を洗い流す。

服についた花粉を払い落せば、手に花粉が付着しています。うっかりその手で目をこすったりないようにすぐに手洗いしましょう。またうがいもしっかり行って、花粉を身体の中にいれないようにしましょう。できれば洗顔をして顔についている花粉を洗い流せばさらによいでしょう。


★外に干した洗濯物や布団を取り込むときにはよく花粉を払い落としてから室内に入れ、布団はさらに掃除機をかけて花粉を吸い取る。

花粉飛散の多い時期は乾燥機等を利用して、なるべくなら洗濯物やお布団は外には干さないほうがよいのですが、外に干した場合は取り込む際に必ず花粉を払い落して、室内に花粉を持ち込まないよう注意しましょう。


★部屋の掃除は丁寧に掃除機をかけ、フローリングなら雑巾やウェットシートなどで拭き掃除をする。

ソファやカーテンにも掃除機をかけ花粉を吸い取りましょう。

 

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