エラーメッセージが入ります。 シェア 年齢と共に白髪はどうしても気になるもの。上手に付き合っていくことが必要になってきますよね。今回は白髪のケアについてお話しします。 【なぜ黒髪が白髪になるのか】 実は毛髪は元々白いのですが、髪の毛の産生が行われている毛母細胞にメラノサイトからメラニンが受け渡しされることで、髪の毛に色がつきます。 メラノサイト?メラニン?聞いたことがあるな、と思った方がいらっしゃると思いますが、肌にできるシミの話になるとよく聞くワードだと思います。 メラノサイトの活性化やメラニンが増えすぎることにより、シミが気になることが多いのですが、白髪の場合はその逆パターンです。 メラノサイトの減少や働きの鈍化により、毛髪が着色しなくなり白髪になるのです。 メラノサイトの減少や働きの鈍化の原因は ①加齢 ②食生活 ③血行不良 ④ストレス ⑤遺伝 と言われます。②~④に関しては対策がありますのでみていきましょう。 食生活 メラニンを生成する過程で様々な栄養素を必要とします。 チロシンというアミノ酸はメラニン色素の原料の1つのため重要です。 チロシンは乳製品・チーズ類・バナナやりんごに含まれています。 また亜鉛もチロシンの働きを助けるため重要です。 亜鉛は牡蠣や肉などに含まれています。 海藻類に多く含まれるヨウ素はよく耳にするのではないでしょうか。 髪自体を作る、メラノサイトの活性化に必要な栄養素です。 ここに挙げた栄養素と食品は一例で、バランスの良い食事を心がけることが白髪にとっても大切です。身体にとってもバランスの良い食事は重要ですので一石二鳥ですね。 血行不良 身体の冷えやストレスがかかると頭皮の血行が悪くなり、充分な栄養が頭皮に行き渡らなくなります。 栄養が大切なことは前述の通りです。 指に少し力を入れ、頭皮をモミモミと揉み込む頭皮マッサージをすると血行が促進されます。 身体を冷やさないことにすることも大切です。 ストレス 大きく強いショックを受けると頭皮にも負担がかかり、色素を作ることをとめてしまうことがあります。 またストレスは血行不良の原因にもなります。 ストレスを解消することが1番ですが、難しいこともあるでしょう。 ゆっくりお風呂に入ってリラックスしたり、いつもより少しだけ早く眠りについたりとご自身ができるストレス解消法を実施してみてください。 ちなみに睡眠の質が高まることは白髪対策にも非常に良いことなんですよ。 〈白髪との上手な付き合い方〉 いろいろ対策をしても白髪とは長いお付き合いになる方がほとんどです。 そうであれば上手に付き合っていきたいですよね。 白髪が気になる方は「白髪染め」をしている方がほとんどだと思いますが、白髪染めにもいろいろな種類があります。 美容室に行くのをためらう方もお家でケアできる方法がたくさんありますよ。 1.ヘアカラー 薬剤を髪に浸透させ、しっかり染色します。 1回でしっかり染まり、いろいろな色もあるため1番なじみのある白髪ケアだと思います。 薬剤にかぶれる方がいらっしゃるので、パッチテストが必要です。 2.ヘアマニキュア ヘアカラーとは異なり、髪の表面を着色します。 1度の使用で着色できるだけでなく、髪の表面をコーティングするので髪に艶が出せます。 ヘアカラーと比較して薬剤が比較的弱めなので、ヘアカラーが使用できない方も使える方が多いです。 皮膚・爪などに付着すると非常にとりづらいこと、1回1回の洗髪で徐々に色が落ちていく特徴があるのでこの点は注意が必要です。 3.ヘナ 天然植物を粉末状にした白髪染めで、化学合成された成分が入っていないので通常のヘアカラーが使えない頭皮が弱い方が使用していることが多いです。 染まりやすくするために化学物質を入れているものが時々あるので、原材料表記を確認することが大切です。 4.一時染色剤 「今日だけ」「その場でササっと」一時的に白髪を着色するアイテムのことです。 基本は洗髪で落ちますが、何回か使用することで染色できるものもあります。 マスカラタイプ・スティックタイプ・ヘアスプレータイプ・ブラシでつけるヘアファンデーションタイプなど様々な形状があります。 1つ持っていると「あ!こんなところに!」と白髪を発見したときに、すぐに使用できて便利ですよ。 5.カラーリンス・カラーコンディショナー・カラートリートメント シャンプーの後に通常のリンス・コンディショナー・トリートメントの代わりに使用することで髪の表面を着色します。 表面を着色するという点ではヘアマニキュアに近いのですが、1回では染まらない点に注意が必要です。 ヘアカラーはアルカリの薬剤を使用するため、髪のダメージが気になる方もいらっしゃいますがこれらはトリートメント成分がたくさん入っていることが多いので、美髪効果が高いものが多々あります。 通常のリンス・コンディショナー・トリートメントの代わりに使用するので、ケア方法としても気軽で、近年アイテムが増えています。 ヘアカラーで染色後、次にヘアカラーをするまでこちらを使用し伸びてくる白髪がいつでも気にならないようにすることもおすすめです。 シェア 前の記事次の記事