「温活」ってご存知ですか?
低くなってしまっている体温を、健康を維持するために適切な体温まで上げる活動のことです。
「あれ?美容情報だよね?」と思われた方もいらっしゃると思いますが温活は身体の健康だけではなく、美容にも嬉しい効果があるのです。
今回は温活についてお伝えします。
【温活で得られる効果】
①血流UP(冷え・肩こりなどの改善)
②免疫力UP(ウイルスなどに対する抵抗力UP。NK細胞は36.5℃以上の体温でなければ働かないそう)
③便秘・むくみの改善
④美容効果UP
⑤心身の安定
⑥基礎代謝UP(エネルギー消費量が増え、太りにくく痩せやすい身体に)
【温活の方法】
1・入浴する
シャワーで済ますのではなく、湯船にゆっくりとつかることで体温を上げることができます。
38℃~40℃くらいの温度のお湯に15分くらいつかるのが良いと言われています。
入浴は体温を上げるだけでなく、血流も良くなり老廃物の排出も促すのでデトックス効果も期待できます。
好きな香りの入浴剤を入れて、よりリラックスするのも良いですね。
2・温かい飲み物・食べ物を摂る
温度ももちろんですが、「身体を温める」といわれているものを摂取する方法もおすすめです。
温めるといえば『生姜』が有名ですよね。
生姜以外も冬が旬の根菜類は身体を温めるものが多く、おすすめです。
また朝一番に白湯を飲むと体温が上昇するといわれています。
白湯であれば胃が空っぽの状態でも安心して飲めるだけでなく、睡眠中に消費した水分を補うことができます。
今は冬なのでキンキンに冷えた食べ物を摂ることは少ないかもしれませんが、夏場は冷たい食べ物を極力控えることもポイントです。
3・下着や靴下など衣類に気をつける
冷たい・寒いと思う部分に着用するのはもちろんですが、その際は化学繊維ではなく、天然素材(綿や絹など)を選ぶことをおすすめします。
腰やおなか、足元が冷えていると感じたときはカイロを使うことも1つの手です。
4・運動する
運動をすると血流がUPし体温も上昇します。
また運動を継続することによって、筋肉量が増え基礎代謝も上がります。
ウォーキングがおすすめの運動としてあげられますが、簡単な動きである、床に座った状態で脚を上げたり下ろしたりする運動も、毎日続けることで代謝を上げることができるのでおすすめです。
【温活で美容効果がUPする理由】
さて、ここで問題です。
冬の冷たい空気にさらされるとどこが1番冷えやすいでしょう?
きっと皆さんも実感していると思いますが、答えは「顔」です。
素肌がむき出しの顔は非常に冷えやすく血行不良になりがちです。
先程、温活による血流UP効果や代謝UP効果をご紹介しましたが、これが美肌作りに重要なのです。
血流が良いということは、肌に必要な栄養がしっかり届くということです。
肌に栄養が届くと、肌が健康な状態になりそれが美肌につながります。
また血行不良になるとクマやくすみが気になりますが、血流UPによりそれが気になりにくくなります。
頭皮も肌に含まれますので、頭皮の状態が良ければ健康でツヤのある髪の毛が生えてきます。
肌と髪がツヤツヤの状態になれば嬉しいですよね。
また肌の新陳代謝であるターンオーバーがきちんとした周期で行われていると健康な肌が生まれ、外的刺激にも強くなるだけでなく不要なものは排出されます。
不要なものの代表、シミも排出されやすくなるのです。
「でも待って!体温は高いけど、私、顔表面の温度が低い気がする!」
前述したように冬は常に外気にさらされているため、顔表面の温度は低くなりがちです。
「外気には勝てない…どうすれば良いの?」と思われた方に朗報です。
今お使いのスキンケアアイテムに『クリーム』をプラスしてみてください。
《クリームの役割》
・肌表面を密封しうるおいを持続させ保湿する
・肌を健やかに維持する
クリームには密封効果があり、まるで皮膜を作ったかのように保湿します。
化粧水・乳液だけでは与えられない美容成分を肌に与えてくれることも多く、イキイキとした美しい肌に見せることができます。
顔の表面温度は低くても、肌内部を良い状態に導いてくれるのです。
在宅時は冷たい外気にさらされていることは少ないかもしれません。
それでも顔が冷たい…クリームではなくて顔自体を温めたいという方はホットタオルや温活用フェイスマスクを活用することをおすすめします。