【健康レシピ】〜紫外線対策編〜|2023.8月 更新

紫外線が気になる方への、お役立ち「食の情報」をご紹介します。

☆紫外線対策☆

◆紫外線と肌トラブル


◆食事で紫外線ケア



【㈱おいしい健康】とコラボしたおすすめレシピ


◆ゴーヤとささみの塩昆布あえ


◆さば缶とトマトのガーリック風味

 

 

紫外線と肌トラブル

紫外線によって起こる肌トラブルには、シミやシワ、たるみなどがあります。特にUV-AとUV-Bが関係していると言われています。

<紫外線の種類と肌への影響>

●UV-A

肌の奥にある真皮にまで影響を及ぼす紫外線。コラーゲンやエラスチンを破壊することでシワやたるみの原因われています。

●UV-B

肌の表皮に影響を及ぼす紫外線。メラノサイトを刺激し、シミの元であるメラニンを増やといわれています。

●ブルーライト

紫外線と同じように、シワやたるみの原因になるといわれています。

 

☆シミの発生とケアに関する記事はこちら☆

 

紫外線を防ぐ一番の方法は日焼け止めを使うことです。UV-Aを防ぐにはPA値を、UV-Bを防ぐにはSPF値を参考にし、シーンや自分の肌に合った日焼け止めを選びましょう。

天気によっても紫外線の強さは違いますが、弱い紫外線でも長時間浴びることで、強い紫外線を短時間浴びたときと影響が同じになることがあるので注意が必要です。

これらの影響を見るために、国際的には「UVインデックス」という指標が使われています。波長ごとに異なる人体への影響度合いを総合的に評価した指標になります。 ※気象庁HP参照

気になる人はチェックしてみましょう。

 

☆紫外線情報分布図☆

 

~知っていますか?光線過敏症~

太陽光にさらされた、肌が露出している部分にだけ赤みや痒みを伴う発疹などの症状が出ることがあります。これを光線過敏症(日光アレルギー)と言います。

原因は様々で、アレルギーや遺伝、代謝異常などがありますが、原因不明なものが多いです。ある種の成分が入っている薬や化粧品などの使用後に日光を浴び、症状が出る場合もあります。

頻繁に起こるものではないですが、こういった症状もあることを知っておきましょう。

<光線過敏症を起こしやすい物質>

※この成分を使用したからといって必ず症状が出るわけではありません。

症状を予防するにはとにかく紫外線を遮断することです。紫外線が強い10時から14時までの外出をできるだけ避け、帽子や手袋、日傘等で露出する肌をできるだけ少なくしましょう。※NPO法人セルフメディケーション・ネット 光線過敏症参照

 

 

食事で紫外線ケア
紫外線は外側だけでなく、体の内側からの対策もとても大切です。ここでは食事でケアできる方法をお伝えします。

 

①ビタミンC

抗酸化作用があり、コラーゲンを作るのに必要なビタミンです。いちごやかんきつ類、パプリカなどに多く含まれます。水に溶けやすいビタミンなので、生のままべるほうがより効率的に摂取できます。水に浸したり洗い流しすぎないようにしましょう。

ただし、ビタミンCを含む果物や野菜には逆にシミの原因となる、「ソラレン」という成分が含まれていることがあります。ソラレンは光毒性物質といわれ、紫外線を吸収する性質がある物質です。肌の紫外線に対する感受性を高めてしまうので、よりダメージを与えやすくなってしまいます。その作用は食後2~7時間続くといわれています。

柑橘類にはこの「ソラレン」を含むものがあります。ビタミンCを摂りたいからと、朝食に大量に摂るのは控えましょう。

たくさん摂ったとしても、紫外線に当たらなければ問題ありません。日焼け止めだけでなく、日傘や長袖を着るなどしっかりUV対策をしましょう。

 

②ビタミンE

血行を良くすることで肌の生まれ変わりを促進するといわれています。ごまやアーモンド、油に多く含まれます。不足することはあまりないですが、菜食主義の人や油分を避けがちな人は、アーモンドやナッツ類をおやつとして手軽に摂るのもいいかもしれません。

 

③カロテノイド(βカロテン・リコピンなど)

にんじん、パプリカ、ほうれんそうやトマトに多く含まれます。抗酸化力が強いので紫外線が強い夏場におススメです。油に溶ける成分なので、油で調理するとより吸収が高まります。油調理はビタミンEも一緒に摂れるので一石二鳥です。

 

④ポリフェノール(アントシアニン・カテキンなど)

ブルーベリーやりんご、緑茶、なすなどに多く含まれます。種類によって働きは違いますが、抗酸化力が強い成分です。特にブルーベリーに含まれるアントシアニンは紫外線から眼を守る働きが期待できます。植物のポリフェノールは皮に多く含まれているので、できるだけ皮ごと食べるようにしましょう。

 

⑤たんぱく質

肉、魚、卵、大豆などの「おかず」として摂るものに多く含まれます。肌の材料でもあるたんぱく質が不足すると、紫外線によるダメージを補修できません。たんぱく質には動物性と植物性があり、動物性は主に肉、魚、乳製品、植物性は主に卵、大豆製品です。

それぞれ異なる特徴があるので、分け隔てなくいろいろな食品からバランスよく食べるようにしましょう。

 

⑥はと麦 

はと麦に含まれるヨクイニンは、肌の生まれ変わりを促すといわれています。コイクセラノイドという成分が含まれていて、これが首や眼の周りによくできるポツポツやイボの予防や改善によいといわれています。はと麦茶でもヨクイニンそのものでも上記の働きが期待できます。

お店では、はと麦そのものや漢方薬のヨクイニンとして販売されています。

 

~~はと麦茶と麦茶~~

同じイネ科ですが、はと麦茶は‘‘はと麦‘‘を、麦茶は‘‘大麦‘‘を使用していますのでまったくの別物です。

はと麦もヨクイニンも同じものとして扱いますが、殻を取ったものが「ヨクイニン」と呼ばれ、殻つきや健康食品としては「はと麦」と呼ばれています。

働きは変わりませんが、はと麦そのもののほうが緩やかといわれているので、初めて試す人ははと麦から試すといいかもしれません。

ただし、妊婦の方は過剰摂取を控えましょう

※はと麦は摂り過ぎると子宮収縮を促すとことがあるといわれています。

 

 

紫外線の強いこの季節は、他の季節より少し気をつけてこれらの食品を摂るように心がけてみてはいかがでしょうか。

1日中外にいて紫外線をたくさん浴びてしまったという日は特に取り入れてくださいね。

 

 

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