【健康レシピ】〜目の疲れ編〜|2023.5月更新

漢方の考え方も含めて目に良いと言われる食材を使ったレシピや、目の疲れケア情報をお伝えします。

☆目の疲れ☆

◆目の疲れは「肝」の疲れ?!

◆「肝」を養って 疲れ目を改善しましょう!

 

サンドラッグ栄養士、管理栄養士考案のおすすめレシピ

◆鮭とほうれん草のトマトスープパスタ


◆ヨーグルトセリー ブルーベリーソースがけ


◆ながいもの豚巻き黒酢あん


◆あさりとわかめの酢の物

 

目の疲れは「肝」の疲れ?!

 漢方での考え方に”五行”というのがあります。五行とは、自然界に存在する物質を「木・火・土・金・水」の5つの性質に分けたものです。

詳しくはこちら⇒【東洋医学と体質の考え方】

五行には「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」と「五味(酸・苦・甘・辛・鹹)」と「季節(春・夏・梅雨・秋・冬)」が対応しています。

五臓の「肝」は目につながるとされていて、非常に関係が深いのです。

「肝」はからだに栄養を届ける「血」を溜めて全身に巡らせています。「血」が十分にあって「肝」が元気に働けていれば、目にも必要な「血」が供給され健やかな状態が保たれていると考えます。

よって、「肝」が疲れると「血」の滞りや不足が出やすくなり、「血」が滞れば目の充血、不足すれば目の乾燥などが見られます

また、「肝」は筋肉の働きとも関係が深いのです。

目が疲れた時に、まぶたなどの目の周りがピクピクと痙攣した経験がありませんか?これも「肝」の疲れにより、「血」が十分に届かないために筋肉がひきつり痙攣すると言われています。

目の疲れと併せて『手元を見ると見えにくい』『ぼやけて見える』なども気になる方は、現代病のひとつともされている”スマホ老眼”かもしれません。

スマホなどの小さい文字を近くで長時間見続けることで、目の筋肉が凝り固まってピントの調節がスムーズにできなくなってしまい老眼と同じような症状が現われます。

 老眼 加齢による筋肉などの衰えが原因
スマホ老眼

目の酷使による筋肉の疲労とコリが原因で起こる

→一時的なものなのできちんとケアすれば治ります


 スマホなどの長時間の使用で目を酷使すると、「血」を消耗して「肝」が疲れてしまいます。

その結果、目に十分な「血」が巡らず筋肉の働きも落ちて、見えにくいなどの不調も起こりやすくなってしまうのです。こうした目の疲れや見えにくいなどの不調には、「肝」を養う食材を摂ることを基本に予防・改善していきましょう。

 

<眼鏡やコンタクトレンズ合っていますか!?>

近視や乱視が進行したり、老眼が入って今まで使用していた眼鏡やコンタクトレンズが合わなくなっているかもしれません。

さらに、最近では簡単に視力を測定出来、眼鏡も気軽に購入できることから過矯正(度が強すぎる状態)の方が増えています。過矯正で見えすぎてしまっているのを自力で調整してしまうので必要以上に疲れてしまいます。定期的に眼科で視力調節することも大切ですよ☆

 

「肝」を養って 疲れ目を改善しましょう!

 ①「肝」を養う食材を摂りましょう!

◆「肝」の働きをサポートする主な食材は五味の「酸味」と、「緑」のものと考えられてきました。

●「酸味」のあるもの

酢の物や、かんきつ類、梅干しなどを食べましょう。

 

*酢を使ったレシピ*

⇒⇒やまいもの豚巻き黒酢あん

⇒⇒あさりとわかめの酢の物

*かんきつ類を使ったレシピ*

⇒⇒オレンジヨーグルトドリンク

 

 

●「緑」のもの

緑色の野菜を食べましょう。

ほうれん草、ブロッコリー、セロリ、ニラなどがおすすめです。

 

◆「肝」を養う食材のうちいくつかは「明目(めいもく)」といって目の疲れを解消し、視野を明るくする働きも持ち合わせていると言われています。

●「明目」の作用があると言われているもの

クコの実、ブルーベリーなどを食べましょう。

 

◆その他、乳製品、肉、魚介、卵などのたんぱく質も「肝」のケアにおすすめです。

《注意》アルコールや糖分、脂肪分の高いものの摂り過ぎは「肝」の疲れにつながるので注意しましょう。

 ②香りの良いものを摂りましょう!

好きな香りは身体の巡りを良くしてくれます。好きな香りのお茶でリラックスしましょう。「肝」に良いかんきつ類(レモンやオレンジ)のお茶もいいですね。

③できる限り目を休めましょう!

目を労わってあげれば、同時に「肝」のケアにもつながります。

 ●目を休める時間をとるために、十分な睡眠をとりましょう。

●1時間ほどスマホやPCを見たら、近くばかりを見ていた目を休ませるために遠くを見ましょう。

また、スマホやパソコンの作業中はまばたきの回数が減ります。意識的にまばたきをして眼の乾燥を防ぎましょう。

●ピント調節機能の働きをサポートする「ネオスチグミン」や「ビタミンB12」配合のもの、涙の不足を補うものなどを症状に合った目薬を使いましょう。

 

*休憩中などにできるツボ押しケア*

ツボを正確に押さなくても、その周りで気持ちいいと感じる場所を気持ちいいと感じるくらいの強さで押しましょう。

 

④ゆっくり入浴しましょう!

 40℃程度のお風呂にゆっくりつかりましょう!副交感神経が優位になりリラックスできます。血行がよくなり筋肉がほぐれることで、目の疲れにも「肝」の疲れにもよいですね。好きな香りは巡りを良くするので、お気に入りの入浴剤を入れてさらにリラックス効果が高めましょう。

*お風呂でホットアイマスク*

お湯で濡らしたタオルを軽く絞って目の上に当てながら、ゆっくりお風呂につかるのがおすすめです。

 

 

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