不眠の漢方薬| 2025.6月更新

【不眠の漢方薬】

春眠暁を覚えず……なんて言葉もありますが、季節の変わり目、生活の変化や新生活の不安・緊張などでぐっすりと眠れなくなってしまうこともよくあることです。あなたは現在の睡眠状況に満足してますか? 

睡眠改善薬と不眠漢方薬ってどう違うの?
市販の不眠のお薬には大きく分けて「睡眠改善薬」と「漢方薬」の2つがあります。
※OTC医薬品の不眠のお薬をさします。

睡眠改善薬

…… 眠気を誘う成分(抗ヒスタミン成分)が配合されており、体質に関係しない。
…… 効果は一時的。また、翌朝まで残りやすい場合がある。
睡眠改善薬は、寝つきが悪い、眠りが浅いなどの一時的な不眠を対象にしているため継続的な服用はおすすめできません。2~3日の服用にとどめておくようにしましょう。

不眠の漢方薬
…… 原因や体質に合わせて選ぶことができる。
…… 効果が現れるまで時間がかかることもあります。

不眠の漢方薬にはいくつかのタイプがあり、不眠の原因に合わせて選択します。不眠の原因となっている体質の改善を目的とするため、継続的に服用することをおすすめします。また服用する期間も漢方薬の種類や飲まれる方の体質によって変化するため、薬剤師等の専門家と相談しながら服用期間を決めるとよいでしょう。

※現在病院から不眠や不安の治療薬などが処方されている方は 、自己判断でお薬を変更したり、市販のお薬を追加で飲むことはしないようにしてください。
漢方の不眠の考え方

不眠症の大部分は不安感神経症に起因したもの。この「こころ」の領域に適しているのが漢方薬です。
●漢方では、五臓の「心」 「脾」 「肝」が不眠の原因と考えられてます。

「心」
漢方の考え方では、こころと心臓を意味し、精神のコントロール、安定を司ります。 
トラブルを起こすと 眠れない、ドキドキするといった症状があらわれます。
※特に「心」に栄養がいかなくなると不眠や不安感などの症状があらわれます。

「脾」
漢方の考え方では、胃腸を意味し、栄養の消化吸収、エネルギーを作り出す働きがあります。 
トラブルを起こすと 疲れやすい、消化不良、食欲低下といった症状があらわれます。

「肝」
漢方の考え方では、感情や自律神経を意味し、感情のコントロール、自律神経の調整を行います。
トラブルを起こすと 感情のたかぶり、イライラといった症状や心の変調があらわれます。
「心」「脾」「肝」、これらのいくつかの乱れで不眠が起こるといわれています。
不眠症、タイプに合わせた漢方は?
ストレスなどでイライラし、寝つきが悪いタイプの不眠には

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
※体力が中程度以上にある方に適している漢方です。

こんな方に…

・ストレスが強くイライラ
・興奮して寝付けない
・便秘がち



心と身体が疲労して眠れないようなタイプの不眠には



酸棗仁湯(さんそうにんとう)
★不眠のタイプで迷われている方はまずこちらをお試しください。

こんな方に…

・心身共に疲労があり、眠れない



身体が疲れてぐっすり眠れない、眠りが浅いタイプの不眠には



加味帰脾湯(かみきひとう)

こんな方に…
・眠りが浅く、寝ても疲労感が残る
・心配事、不安感がありくよくよしてゆううつになる



ささいなことが気になってしまうタイプの不眠には

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

こんな方に…
・興奮しやすい、不安感があるなどの精神症状が主で不眠がち
・比較的体力がなく、疲れやすい。


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