●栄養バランスを意識しましょう

食事の基本は、5大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)をまんべんなく摂ることです。

 

特に

①肉、魚、大豆など:筋肉の元となるたんぱく質

②野菜:生活習慣棒の予防のために食物繊維やビタミン

③乳製品や海藻類・きのこ:骨の健康のためにカルシウムやビタミンD

 を意識して取り入れましょう!

 

●良質な油の摂取も心がけましょう

 生活習慣病予防のために、血管の健康を心がけることも大切です。その一つとして良質な油を取り入れましょう。

 良質な油:青背魚のEPA・DHA、アマニ油、えごま油、オリーブオイルなど

 

 ★取り入れ方例を紹介!!

食事にサバの出演回数を増やそう!

⇒青背の魚の中でもEPA・DHAが多い「サバ」がおすすめ。

骨なしに加工されて売られているものも多く焼き魚に便利ですし、缶詰もたくさん売られていますよね。

 

サラダには手作りドレッシングを!

⇒ピュアバージンオイル、あまに油、えごま油など

オリーブオイルには、悪玉コレステロール値の低下を助けてくれる「オレイン酸」が多く含まれています。アマニ油やえごま油には、中性脂肪を減らす働きのある「α-リノレン酸」が含まれています。

α-リノレン酸は、体のなかでEPAやDHAに変換されます。魚を毎日摂るのは大変なので、代わりとしてもいいですね。

 

あまに油をおにぎりに混ぜてみよう!

⇒あまに油をご飯に混ぜ込んでおにぎりにすると風味が良くなり、冷めても硬くなりません!お弁当のおにぎりにおすすめです。

腹持ちも良くなるので、色々具材を入れた混ぜご飯にしておにぎりを作ると食べ応えもあっていいですよ!

 

揚げ物をするときにはコメ油!

⇒コメ油には血中脂質の低下を助けてくれる「γオリザノール」が含まれています。

クセがなくて、油切れがよくサクサクに仕上がります。揚げ物がさっぱりしていて胃もたれしにくいです(笑)

 

※注意※いくら身体によいとはいえ油です。摂り過ぎには注意しましょう。

 

 

●大豆食品を意識して取り入れましょう

女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンが含まれていますので、毎日の食事に大豆製品をとり入れましょう。

大豆は食物繊維やオリゴ糖も多く含み、加齢とともに乱れがちな腸内環境を整えてくれる上、骨を強くするカルシウムも豊富です。

 

薬膳のちからも借りよう! 《年齢と共に衰えやすい「腎」・コントロールを失う「肝」》

毎日の食事で体調を整えることも大切です。 自分の体質やその時の状態に合わせて少しでもケアできるように、食事を工夫してみましょう! 

漢方の世界で「腎」とは、老化に関わるものとされています。

「肝」は自律神経をつかさどるとされています。 非常にたいせつなことを「肝心要(かなめ)」っていいますよね。

元々は「肝腎要」と表現され、健康にとって大切なこと、として使われていた言葉でした。

 

「腎」が衰えると・・・ 

例)ほてる、冷える、疲れやすくなる 「肝」がコントロールを失うと・・・ 

例)イライラ、ホットフラッシュ、肩こり 

 

特に年齢と共に衰えやすい「腎」は日頃からケアしてあげることが大切です!

 

●「腎」のケアを毎日の食事に取り入れよう! 

「腎」の色を摂る:黒色は「腎」に属する色といわれています。色が黒い食べ物は「腎」をケアできるとされています。

食材例)黒豆、黒酢、黒ゴマ、海苔などの海藻、きくらげなどのきのこ類 

「腎」の味を摂る:塩味(薬膳では鹹味といいます)は「腎」をケアする味です。摂り過ぎはよくないので、適度に取り入れます。味噌や醤油などの発酵食品で取り入れるといいですよ。

食材例)海藻類、魚介類 

ネバネバ食材を摂る:ネバっとした食材や、ぬるっとした食材は腎を元気にする働きがあるとされています。

食材例)オクラ、納豆、山芋、昆布などの海藻類、なめこなどのきのこ類

★組み合わせて取ってみよう!簡単☆おすすめレシピ 

 ♡黒ゴマ納豆  
かけて混ぜて食べるだけ!簡単に腎を補う料理に
黒ゴマはペースト状のものでもOK!

 

♡なめこのお味噌汁  
さっと洗ったなめこ(洗いすぎるとぬめりが取れます)を味噌汁の具に使うだけ!
タイプに合わせて食材を摂ろう!
「腎」をケアしつつ、今悩んでいることをケアする食材を摂りましょう。

日常にプラスα♪「飲み物」を工夫してみよう‼

 

自分に合った食材を食事に取り入れることも大切ですが、なかなか難しい・・・となる方もいるはず。

 

そんなときは普段飲んでいる飲み物(お茶)を変えてみるだけでもいいかも?!

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