大切なのは「全体のバランス」 

漢方では、人間の生命活動は「気・血・水（き・けつ・すい）」の3つの要素によって成り立っていると考えられています。

更年期に現れるさまざまな症状は、気・血・水のうちの、「気」や「血」の不調から来ていると捉えられています。女性にとって「血」の状態を整えるということは、更年期にもとても重要です。

「血」の流れは、生命活動のエネルギーである「気」の作用によって全身に巡っているため、「気」の巡りも重要になります。

 

また、更年期の症状は「腎」と「肝」の働きが関わっていると考えられています。

漢方で言う「腎」は腎臓のはたらきと内分泌や泌尿生殖器系のはたらきがあり、「肝」は肝臓のはたらきと自律神経を調節するはたらきがあると言われています。

 

更年期には、老化による「腎」のはたらきの低下や、ストレスによる「肝」のはたらきが低下しさまざまな精神症状や身体症状が現れやすくなります。

 

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