ブルーライトとは??

ブルーライトは太陽や蛍光灯の光にも含まれています。これらは白色に見えますが、実際は虹の7色のような青から赤にかけての様々な光が混ざって白色を作り出しています。つまり、青く見える光だけにブルーライトが含まれるというわけではありません。

目で見えることのできる光(可視光線)の中で青色のブルーライトは波長が最も短く散乱しやすい性質があります。
朝、昼間、夕方で空の色が違うのも、この光の散乱が関係しています。
昼間の空は、波長の短い青色のブルーライトが多く散乱しているため青く見えます。
朝や夕方の空が赤色に染まるのは、昼間に比べて光は大気の層を長く通過する必要があるため、残った色だけが見えるので赤く見えるのです。

ブルーライトを発するものは??
太陽や蛍光灯の光の他に、LEDに多く含まれます。LEDは照明だけでなく、テレビ、パソコンのディスプレイやスマートフォン、携帯ゲーム機などにも使用されています。身近なところにたくさんあり、普段から私たちは多くのブルーライトを浴びています。

記事を読んでいるまさに今、ブルーライトを浴びています・・・

LEDは青色と黄色の2色の光だけを混ぜて白色を作っているため、様々な色からなる太陽や蛍光灯の光よりもブルーライトの比率が高いそうです。

紫外線と同様、私たちは健康維持のためにある程度ブルーライトを浴びることが必要です。ブルーライトのような強いエネルギーの可視光線は集中力を高める効果や体を目覚めさせ、活動的にしてくれるメリットあります。

ブルーライトが身体に与える影響について
ブルーライトの影響を与える時に注意しないといけないのは、光源からの距離です。
ブルーライトをどのくらいの量および時間を浴びると悪影響が出るのかはまだはっきりとしていません。しかし、デバイスを使用する時間の長さや、ディスプレイから顔までの距離の近さなどから、日常生活に影響が出ていることも確かです。

影響の大きさは距離の二乗に反比例するようですので、目からの距離を20cmから倍の40cmにすると、1/4に低減できるということですね。

●睡眠への影響
ブルーライトを含む太陽の光を浴びることで、その刺激が眼から脳に伝わり、身体が目覚めて活動的になります。
一方、夜はブルーライトを避けることが必要です。なぜなら、夜にブルーライトを浴びると、脳がまだ昼間だと勘違いして睡眠を促すメラトニンという物質が分泌されなくなるからです。その結果、寝起きや寝つきが悪くなり睡眠の質が低下してしまいます。

●眼精疲労への影響
ブルーライトは波長が短いために、空気中のほこりや水分にぶつかって散乱しやすい光です。そのため像がちらつき、ぼやけて見えるため、眼はピントを合わせようとレンズを調節します。意識していなくても、眼のピント調節機能に負担がかかっているのです。

また、網膜にまで届いたブルーライトは、老化の原因となる活性酸素を発生させます。この活性酸素によって網膜へのダメージが蓄積されると、網膜疾患、ひどい場合には加齢黄斑変性症という疾患を招く恐れもあります。

●肌への影響
ブルーライトの肌への影響についてまだまだ不明な点も多いですが、紫外線A波・B波療法にとても近い性質を持つため、太陽の光が降り注ぐ日中や外出時だけでなく、屋内や日が沈んだ後もリスクにさらされていると言えます。毎日浴び続けることによって皮膚へのダメージが大きくなります。

たるみ、しわ
ブルーライトはA波と同じく、肌の表皮を通り抜けて、肌の奥にある真皮層まで届く性質を持ちます。
真皮層には健康な肌を保つ「繊維芽細胞」があり、ここがダメージを受けることによって、肌にたるみやしわが現れます。

スマホ焼け
B波にも似ているため、同じように表皮にダメージを与え、メラニン色素を発生させます。そのため、紫外線による日焼けと同じように肌を黒化する色素沈着も起こすと言われています。

はじめよう!ブルーライトから身体を守るために
●パソコンやスマートフォンのディスプレイの明るさを抑える
ディスプレイが明るいほど、ブルーライトの影響を大きくしてしまいます。明るさを抑えることでブルーライトを浴びる量を減らすことができます。
ブルーライト軽減設定やアプリ、ブルーライトカットシートなどを活用しましょう。

●パソコンやスマートフォンの長時間の使用を控える
一度に長時間ブルーライトを浴び続けることはダメージの蓄積に繋がります。
目安としては、厚生労働省のガイドラインで推奨されている、「電子機器を1時間使用したら、15分間程度の休憩をとる」ことを心がけましょう。寝る1~2時間前には使用も控えましょう。

パソコンやスマートフォンを使用する間は、ブルーライトカット機能を備えたメガネを使うのもいいですね。

●ブルーライトカット効果のあるベースメイクを使う
在宅勤務中でもおうち時間でも、ブルーライトカット効果のあるベースメイクを使うことがおすすめです。
多くの商品が出ていますので、自分のスタイルに合ったものを見つけてくださいね。

おすすめは「Obagi(オバジ)のオバジCマルチプロテクトUV乳液」
一本で乳液、美容液、日焼け止め、化粧下地の4役をこなすUV乳液です。
高濃度のビタミンCを配合しており、使うたびにシミを防ぎ、透明感のある肌に導いてくれます。
紫外線だけでなく、ブルーライト、近赤外線、大気汚染や有害物質からも守ってくれる超優秀コスメですよ!


食事でのケアは紫外線と同様、ビタミンC・Eやポリフェノールなどの抗酸化作用の強い食べ物を意識的に摂りましょう。




参考:厚生労働省「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」、ブルーライト研究会、資生堂

 

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