マスクの付け方・選び方| 2023.11月改訂

【マスクの付け方・選び方】

お掃除中のホコリよけや、風邪・インフルエンザ対策や花粉対策はもちろん、黄砂やPM2.5といった空気中の微粒子対策でもマスクは使われます。お店に並ぶマスクには「花粉用」「ウイルスカット」などいろいろありますが、どんな違いがあるのでしょうか?目的に合わせてマスクを選び、正しいつけ方でより効果的にマスクを活用しましょう!

1.目的に合わせたマスクの選び方

■ガーゼマスクと不織布マスク

以前はマスクと言えばガーゼを重ねあわせたガーゼ マスクのことでしたが、現在では不織布を使用したマスクが主流となっています。

・ガーゼマスクの特徴
ガーゼマスクは特殊なフィルターを組み合わせたものもありますが、一般的には不織布マスクに比べるとウイルスなど小さい粒子のものをカットする効果は低くなります。しかし、保温性・保湿性に優れていて空気の乾燥でのどが痛い時や、就寝時の「のどケア」にはガーゼマスクが適しています。


・不織布マスクの特徴
不織布とは繊維を織らずにいろいろな方法で結合させたもので、不織布を重ねたりフィルターを使用することで目の細かさを調整でき、また基本的に使い捨てとなるため衛生的に使うことができます。
不織布マスクにはプリーツタイ プや立体タイプなどの形状がありますが、マスクの機能は使用しているフィルターによって異なるため、どちらの形状が優れているかというのは決められません。

プリーツ型:口の動きに柔軟に対応しやすいので話していてもズレにくい
立体型:マスクと口元の間に空間があるので息苦しさが少ない、また口紅など化粧がマスクにつきにくい

■サージカルマスクってどういう意味?

「サージカル」とは元々「外科用の」という意味で、現在ではサージカルマスクは大きく医療用マスクのことをさします。現在、医療の現場でガーゼマスクを使用することはあまりないため、サージカルマスク=不織布マスクともいえます。


■目的に合わせて、マスクを選びましょう

★違いは、フィルターの目の細かさ!カットできる粒子の大きさが異なります

マスクにはいろいろ種類がありますが、マスクに使用されるフィルターにより、カットできる粒子の大きさが異なり、フィルターの目の細かさで大きく分類されます。

花粉やウイルスなどの粒子の大きさ

スギ花粉           30~40μm

黄砂              0.5~5μm(※日本に飛んでくるのは4μmの大きさが多い)

PM2.5              2.5μm以下

インフルエンザウイルス       約0.1μm

●花粉用マスク

スギ花粉の大きさは30~40μmとなりますので、「花粉用」のマスクはこの大きさの粒子をカットできるフィルターとなっています。商品によってはインフルエンザウイルスなどの粒子の小さいものは十分にカットできなくなってしまいます。しかし通気性がよいので息苦しさが少なく、使用感は優れています。


●ウイルスカットマスク

ウイルスでもカットできる目の細かいフィルターを使用したものや、特殊なフィルターによりウイルスを効果的にカットすることができるマスクです。

●N95規格マスク

主に医療現場での感染予防や、防塵マスクとして使われます。0.075μmのごく小さい粒子でもほぼカットできるマスクです。ただし、フィルターの目が細かい分、息苦しくなってしまうため長時間の使用は適していません。

2.正しいマスクの付け方・外し方
目的に合ったマスクを選んでも、装着時に鼻や頬、顎にすき間ができてしまっていては十分な効果が得られにくくなってしまいます。また、マスクを外す時にも要注意です。
マスク使用時の三大ポイント
★顔の大きさに合ったサイズを選ぶ
・女性の方やお子様は小さ目サイズや子供用を選びましょう。
★すき間ができないように装着する
・鼻部分にワイヤーがあるタイプはマスクを装着する前にワイヤーを曲げておきます。
・プリーツを伸ばして顎まですっぽり覆います。プリーツを伸ばしすぎると頬にすき間ができやすいので注意しましょう。

★使用時、使用後にはフィルターになるべく触れないようにする
・使用中は口周りを覆うフィルター部分に触れないようにしましょう。
・外す際には、フィルターに触らないようゴムひもを持って顔から外します。
・マスクを外した後は手を洗いましょう。

 

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