なぜ起こる?

社内アンケートにて、生理用品使用中にかぶれたことがあるか聞いたところ、半数以上の方にかぶれの経験がありました。

また、生理用品使用中の「かぶれ」以外の悩みでは「ムレ」「におい」「かゆみ」が同じくらいでした。

ムレを放置すると、かゆみやかぶれなどを引き起こすことがありますし、また、ムレがにおいの原因になることもあります。
デリケートゾーンは女性の体の中でも、とっても通気性が悪い場所。構造として皮膚同士が密着しているし、下着がずっと密着しているためムレやすくなります。さらに、汗だけではなく膣からも分泌液が出ているので、ムレに繋がりやすいのです…
生理中は経血でいつも以上にムレて、ナプキンで通気性がさらに悪くなって、摩擦が生じ、かゆみやかぶれが起きやすくなります。
ムレは菌の発生や繁殖の原因にもなりやすく、感染症の引き金になることもあります。デリケートゾーンのムレはできるだけ軽減してあげましょう。

ムレ対策!!
清潔第一
デリケートゾーンの皮膚は薄くて刺激に弱いため、ナプキン・タンポンなどの生理用品やおりものシートはこまめに取り替えましょう。
仕事中は忙しくてナプキンを換えるタイミングを逃してしまったり、思うようにトイレに行けなかったりなどありますよね。

少しでもムレを防ぐために、専用パウダーで肌をサラサラにしておくのも良いですね。

★ポンポンするだけ!「フェミルテ パウダー」 
粉タイプのデリケートなゾーンのケア用品。未使用のナプキンやパンティライナーにパウダーを塗布して使用することで、ナプキンをさらさらに保って、肌へのはりつき感を軽減できるので、手軽にムレ対策をしたい方におすすめです。

かゆみやかぶれ予防として、トイレットペーパーで強く拭くことは避け、上からおさえるように、水分を吸わせるような拭き方で使用しましょう。
トイレットペーパーの刺激が気になる場合は、デリケートゾーン専用のウェットシートもあります。
持ち運びにも便利なコンパクトなタイプもあるので、仕事の日でも手軽に使用することができますね。

清潔第一だからと言って、ごしごし洗いはダメ!
デリケートゾーンを洗うときには注意が必要です。皮膚が薄いため、洗浄力の強いボディソープでごしごし洗うと、肌を守る皮脂膜を取りすぎてしまうこともあります。それが乾燥やかゆみを引き起こしたり、黒ずみの原因にもなる可能性があります。
皮膚の薄い敏感なデリケートゾーンは、専用ソープを使って優しく洗うようにしましょう。

インティマなど専用ソープは数多く出ているので自分に合ったものを探してみてください。

通気性の良い下着を身に着ける
デリケートゾーンに湿気がこもらないよう、矯正下着や厚手のタイツなど体にフィットする衣類の長時間の着用を避けるのもムレ対策の一つです。
できる限り、吸水性と通気性に優れた綿やシルク素材の下着を着用しましょう。

かゆみやかぶれには市販薬
デリケートゾーンのかゆみやかぶれには市販薬で解決できることもあります。
クリームやジェルなどさまざまな薬が販売されているので、自分に合ったものを探してみましょう。



★シュッと手軽に使えるミストタイプの薬「フェミニーナミスト」もありますよ。

※市販薬を使用してもかゆみやかぶれが改善しない場合や何度も繰り返す場合は、速やかに婦人科または皮膚科を受診しましょう。

~かゆみやかぶれが起こりやすい時期~
かゆみやかぶれが起こりやすいのは、ストレスや疲労などによって体の免疫力が落ちているとき。

また、生理中はもちろん、妊娠中や更年期などもホルモンバランスの乱れから刺激に対して敏感になりやすい時期です。

免疫力が落ちているときは、さまざまな不調が体に起こりやすくなりますので、日頃から、適度な運動、質の良い睡眠、バランスの良い食事を心掛け、ストレスをためないように心がけることも必要です。

生理用品を変えてみる
生理用品が合わない場合もあります。ムレにくく肌に優しい、自分に合った快適ナプキンを探すことも、検討してみてください。
肌への負担が少ないといわれているオーガニックコットンのナプキンなどもいいですよね。


お店で扱っているナプキンの中にも。肌への負担に配慮した商品が多いですよね。

例えば
・ソフィはだおもい ORGANIC100% 
・エリス素肌のきもち
・ロリエ しあわせ素肌

どれを試したらいいか迷ってしまうなら、個人的におすすめなのが、雑誌等でよく見かける「ナチュラムーン」がいいかも?!

布ナプキンのような使い心地をコンセプトにしていて、ナプキンによるムレやかぶれに悩む女性のために開発されたナプキンです!

★ナチュラムーンについて詳しくはコチラ⇒ナチュラムーン HP


☺使い捨てナプキンを使わないという選択肢もあります!
□布ナプキン
素材的にムレにくいので「肌触りの良さ」を実感して、布ナプキンを愛用している方も多くいらっしゃいます。
「布だと経血が衣服に染みるのでは?」と思うかもしれませんが、構造にビニールシートを挟むことで経血を漏らさないようになっています。
ただ、使用後は洗濯する必要があるので、仕事中に取り入れるのは難しいかもしれません。(使用済みの布ナプキンをビニール袋などに入れて持ち帰らなくてはいけないので…)
使ってみたい!興味がある!けど…いきなり布ナプキンだけでは心もとない…という方は
・まずは、今使っている使い捨てナプキンの上に布ナプキンをのせて使ってみる
・仕事中や外出先では使い捨てナプキン、家で過ごす時は布ナプキンを使う
など、ライフスタイルに合わせて使い分けるのもよいかもしれません。

□月経カップ
膣内に入れて使用する生理用品です。カップに経血を溜めて、カップを取り出して経血を捨て、再度挿入し繰り返し使用します。
ナプキンを使用しないのでムレの心配は減りますが、着脱にコツがいるアイテムです。
でも慣れると「快適💛」という声が多いですね。

★月経カップの使い方についてはコチラ⇒ソフィ ソフトカップ HP

アンダーヘアの処理をする
アンダーヘアに経血がついてムレにつながることもあります。
日頃からアンダーヘアを整えるのも、生理中のデリケートゾーンのムレ対策の一つになります。

病気によるかゆみに注意!
強いかゆみは、性病やカンジダなどの病気が原因のこともあるので注意が必要です。
かゆくなった時に、おりものの色やにおいが普段と明らかに違うときは、腟の状態が悪くなり、病気を引き起こしている可能性もありますので受診しましょう。

普段からおりものに注意をはらうことが、腟の健康チェックにつながります。
月経周期に伴い、おりものも変化します。普段のおりものの状態と月経周期によるおおよその変化パターンを把握しておくことで、体調の変化や病気の可能性にいち早く気づくことができるかもしれません。

*女性のデリケートゾーンは、においがするのが当たり前
雑菌が腟の中に入るのを防ぐために分泌されるおりものは酸性なので、少し酸っぱいにおいがします。周囲ににおいはしませんので神経質になる必要はありません。
加齢による影響でデリケートゾーンのにおいが気になるようになることもあります。特に30代後半になって女性ホルモンが減ってくると、腟の潤いが減り、乾燥しやすくなってきます。
気になる方は、デリケートゾーン専用の石鹸でやさしく洗い、デリケートゾーン専用のクリームやオイルなどで保湿してあげることも大切です!

雑誌等でよく紹介されているのが、デリケートゾーン・ボディケアブランドの「アンティーム」。

★アンティームについて詳しくはコチラ⇒⇒アンティーム HP
デリケートゾーン専用の保湿アイテムは、どんどんラインナップが充実してきています。ぜひ、「デリケートゾーン 保湿」等で検索してみてください!

 

*前のページに戻る* 

*悩み別 健康情報に戻る*